主婦の副業体験談 – キャリアを生かして非常勤講師として働く

私は学生時代は大学で哲学を専攻しており、ゆくゆくはアカデミックポストを得たいと思っていました。しかし、博論を書き終えたタイミングで子供を授かったため、職探しは中断、その後は子育てに専念していました。いわゆる専業主婦です。

それから時間が経ち、子供も大きくなって手がかからなくなってくると、大学の空気がまた懐かしくなってくるものです。哲学科の公募を見かけるたびに応募するというのを何度繰り返したでしょうか、このたびようやく非常勤講師の役職を得ることができました。一度は途切れたと思っていたアカデミックキャリを再開することができて、喜ばしく思っています。

主婦の副業として大学の非常勤講師をしている方は結構いらっしゃいます。非常勤講師は週に1コマ、2コマのお仕事ですから、時間に融通が効きます。私は運良く木曜日の午前中の授業を受け持つことになり、子供を幼稚園に送り迎えすることができています。子育てを犠牲にすることなく主婦の副業に取り組めるなんて幸いなことです。

論文も再び書き始めて、務めている大学の紀要に2本ほど掲載させて頂きました。
アカデミックキャリアを築く上では、こうした地味な実績の積み上げが欠かせませんので、大学には感謝しています。

専業主婦だった頃も勉強を怠ったとことはありませんが、論文を発表する場がどうしても見つからず困り果てていました。そうした長年の思いもあって、最近は執筆も捗る一方です。いくらか書き溜めたら、それらをまとめて出版してくれる出版社はないかと探してみるつもりです。物書きの仕事を選んだ以上は、やはりもっと多くの人に読んでもらいたいものですから。

現在は当面の主婦の副業と割り切り非常勤講師で抑えていますが、ゆくゆくは大学で確たるポストを得たいと思っています。それは、子供がもう少し大きなってからのことになるでしょうが、そのためにも今はできることを精一杯やるつもりです。

私のように博士課程まで進んだのに専業主婦をやっているという女性は少なくないかと思われますが、それは実にもったいないことですから、非常勤講師からでもアカデミックキャリアを再開してみることをオススメします。

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